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晴れ/ドライコンディション 午前のセッションから2時間のインターバルを挟んで午後2時からは日本GPのスターティンググリッドを決定する公式予選が始まった。午前のフリー走行ではミハエル・シューマッハが2002年に自身の記録した予選レコードを上回るタイムを記録しており、鈴鹿での夢の1分20秒台のタイムが期待される公式予選となった。 午後2時のセッション開始時点で気温24℃、路面温度31℃のドライコンディション。Q1(1次予選)では初の母国グランプリでQ2(2次予選)進出の期待がかかるSUPER AGURI F1チームの佐藤琢磨、山本左近の走りに注目が集まったが、山本は1回目のタイムアタックのヘアピンの進入でバランスを崩してスピン。この時、エンジンは無情にもストール。タイムを計測することなく予選終了を余儀なくされた。一方の佐藤は2回目のタイムアタックで1'33.666を記録し、ライバルのMF1の1台を上回るが、この時点でQ2進出が断たれる19番手タイム。Q1ではレッドブル・レーシングの2台、トーロ・ロッソのスコット・スピード、MF1のティアゴ・モンテイロ、そしてSUPER AGURI F1チームの2台が脱落した。 そして注目のQ2(2次予選)では、前戦雨の中国GPで屈辱のQ1落ちを喫したトヨタが序盤にコースイン。ヤルノ・トゥルーリが1'30.204、ラルフ・シューマッハが1'30.299とこの時点で1-2体制を築く。セッションが中盤に差し掛かると、M.シューマッハがタイムアタックに臨み、各セクターで最速タイムを記録。鈴鹿での土曜日では新記録となる14万3千人が見守る中、1'28.954という驚異的なタイムで堂々トップに躍り出る。またチームメイトのフェリペ・マッサも1'29.830と1分20秒台に突入し、フェラーリが1-2体制を築く。 この日本GPでは条件付きながらM.シューマッハとのタイトル決定戦に臨むルノーのフェルナンド・アロンソは、1'30.357を記録。セッション終盤、Q3進出が危ぶまれる昨年の日本GP覇者、キミ・ライッコネンが最後のタイムアタックへ。この時点で6番手以降のドライバーは全てコースイン。渾身のタイムアタックを行なうが、K.ライッコネン、ペドロ・デ・ラ・ロサのマクラーレン・メルセデスの2台がよもやの脱落となり、ロバート・クビサ(BMWザウバー)、マーク・ウェーバー(ウィリアムズ・コスワース)、ビタントニオ・リウッツィ(トーロ・ロッソ)、クリスチャン・アルバース(MF1トヨタ)の6台がQ3進出を断たれた。 地元のブリヂストンタイヤとフェラーリ、トヨタが速さを見せる中、いよいよQ3(最終予選)を迎える。セッション開始に備え、ピットロード出口にはM.シューマッハ、F.マッサの2台のフェラーリが並び、ルノーの2台が続く形に。シグナルが変わり、各車がコースインすると、F.アロンソがF.マッサの背後にぴたりとつけて牽制する場面も見られたが、ここは一旦F.アロンソがF.マッサとの間隔を開ける形でペースを取り戻している。セッションは残り9分を切った時点で1回目のタイムアタックへ。これまで好調なJ.トゥルーリ(トヨタ)が1'30.916を記録するが、このタイムをM.シューマッハ、F.マッサのフェラーリ勢が上回る。 残り3分を切ったところで各車は2回目のアタックへ。コースの西側を覆う雨雲はここで通り雨を降らすが、タイムアタックに影響するほどの雨量はない。暫定トップのM.シューマッハは、全ての区間で最速タイムを記録する1'29.711を記録するが、直後にチームメイトのF.マッサが1'29.599を記録して暫定トップに。そしてR.シューマッハが1'29.989で3番手、J.トゥルーリも1'30.039で4番手と続き、ブリヂストン勢がトップ4を独占した。F.アロンソ、ジャンカルロ・フィジケラのルノー勢は5、6番手で続き、HondaのJ.バトン、ルーベンス・バリチェッロが7、8番手、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ・コスワース)のトップ10となった。
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